女将の書 今月の歌(2017年7月)

今月の女将の歌をお詠み下さいませ。
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夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ
清原深養父(きよはらのふかやぶ)

【大意】夏の夜はまだ宵のうちのまま明けてしまったが、雲のどのあたりに月は宿っているのだろう。この短夜ではとても西の山に入る間もなかったようなのだから。

女将の書 今月の歌(2017年5月)

今月の女将の歌をお詠み下さいませ。
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行きやらで山路くらしつ時鳥いま一声の聞かまほしさに
源公忠(みなもとのきんただ)―朗詠集―

【大意】行き過ぎることができずに、山道を逍遥して日暮れまで過ごしてしまった。
時鳥(ホトトギス)のもう一声を聞きたいと思うばかりに。