女将の書 今月の歌(2014年9月)

今月の女将の歌をお詠みくださいませ。

女将の歌2014年9月

 

【秋の立つ日、うへの男共のかも河に逍遥にまかりけるに、ともにてよめる
川風の涼しくもあるかうち寄する波とともにや秋は立つらむ】
紀貫之(きのつらゆき)  -古今集より-
(大意)川風のなんと涼しいことか、この風に吹き寄せられ、
岸に打ち寄せてくる波と一緒に、秋は立つのだろう。

 

女将の書 今月の歌(2014年8月)

今月の女将の歌をお詠み下さいませ。

2014年8月夏の夜の

【夏の夜の臥(ふ)すかとすれば時鳥(ほととぎす)鳴く一声(ひとこえ)に明くるしののめ】
紀貫之(きのつらゆき)
(大意)夏の夜の、横になったかと思う間もなく、時鳥(ほととぎす)の鳴く一声に、
白々と明け始めたこの明け方よ。

女将の書 今月の歌(2014年7月)

今月の女将の歌をお詠み下さいませ。

女将の歌2014年7月(年ごとに)

【年ごとに逢ふとはすれど織女(たなばた)の寝る夜の数ぞ少なかりける】
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)
(大意)毎年欠かすことなく逢ってはいるけれども、一年にただ一夜のことであれば、
織姫が彦星と共に寝られる夜の数というのは、実に少ないことであった。

女将の書 今月の歌(2014年5月)

今月の女将の歌をお詠み下さいませ。

2014女将の歌5月①※1  2014女将の歌5月②※2

※1
【たごの浦にそこさへ匂ふ藤波をかざしてゆかむ見ぬ人のため】
縄麿(なわまろ)
(大意)たごの浦の水底まで美しく映えて咲く藤の花房を
髪に挿して行こう、まだこの花を見ない人のために。

※2
【五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする】
詠み人知らず - 古今集より -
(大意)五月を待って花開いた橘の香があたりに漂い、
その香は昔親しくしていた人の袖の香を思い出させる。
懐かしくて胸に満ちてくる、この香よ。