女将の書 今月の歌(2014年11月)

今月の女将の歌をお詠みくださいませ。

201411

【もみぢ葉の流れて泊まる湊(みなと)には紅(くれなゐ)深き波やたつらむ】
素性(そせい) -古今和歌集より-

(大意)この川面に浮かぶもみぢ葉の、流れていきつくところでは、おびただしい木の葉で、海の入り口にきっと紅(くれない)の色深い波がたっていることだろう。

女将の書 今月の歌(2014年10月)

今月の女将の歌をお詠みくださいませ。

201410

【を能といふ所に住み侍りける時、紅葉を見にて秋山の紅葉を幣(ぬさ)と手向くれば住む我さへに旅心地する】
紀貫之(きのつらぬきゆき)-古今集より-

(大意)秋の山は、さかんに散る紅葉の様子がちょうど旅人の手向ける幣(ぬさ)のよう。だから、ここに住んでいる私までも旅の途中の心地がする。

女将の書 今月の歌(2014年9月)

今月の女将の歌をお詠みくださいませ。

女将の歌2014年9月

 

【秋の立つ日、うへの男共のかも河に逍遥にまかりけるに、ともにてよめる
川風の涼しくもあるかうち寄する波とともにや秋は立つらむ】
紀貫之(きのつらゆき)  -古今集より-
(大意)川風のなんと涼しいことか、この風に吹き寄せられ、
岸に打ち寄せてくる波と一緒に、秋は立つのだろう。

 

女将の書 今月の歌(2014年8月)

今月の女将の歌をお詠み下さいませ。

2014年8月夏の夜の

【夏の夜の臥(ふ)すかとすれば時鳥(ほととぎす)鳴く一声(ひとこえ)に明くるしののめ】
紀貫之(きのつらゆき)
(大意)夏の夜の、横になったかと思う間もなく、時鳥(ほととぎす)の鳴く一声に、
白々と明け始めたこの明け方よ。