女将の書 今月の歌(2015年08月)

今月の女将の歌をお詠みくださいませ。

2014.8.7-4

菊の露わかゆばかりに袖ふれて花のあるじに千代はゆづらむ
紫式部 -紫式部日記より-

【大意】いただいた菊の露に、私は若やぐ程度に袖ふれるにとどめ、それで拭えば寿命が
延びるというその千代の寿命は、花の主である君におゆずりしましょう。

女将の書 今月の歌(2015年06月)

今月の女将の歌をお詠みくださいませ。

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声はせで身をのみこがす蛍こそいふよりまさる思ひなるらめ
紫式部  源氏物語 蛍・玉鬘より

【大意】声には出さないで終夜ただ身を焦がしている蛍のほうが、口に出して仰るお方よりも一層切ない思いを抱いているのでございましょう。